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2018年3月11日
健康寿命
健康上の問題がなく日常生活を送れる「健康寿命」について、厚生労働省は9日、2016年は男性が72.14歳、女性は74.79歳だったと発表した。前回調査(2013年)と比べ男性が0.95歳、女性は0.58歳延びた。
健康寿命は、同省が3年に一度行う国民生活基礎調査で、健康上の問題で日常生活に影響がないと答えた人の割合や、年齢別の人口などから算出している。
都道府県別(地震のあった熊本を除く)では、健康寿命が最も長かったのは男性が山梨の73.21歳、女性は愛知の76.32歳。最短は男性が秋田71.21歳、女性は広島73.62歳だった。1位と最下位の自治体の差は男女ともに前回調査より縮小した。
2016年の平均寿命は、健康寿命と比べて男性は8.84年、女性は12.35年長く、その間は介護などの手助けが必要になる可能性がある。
この差は前回調査から男性0.18年、女性0.05年縮まっており、同省は「各地で食生活の改善などが進み、健康で暮らせる期間が長くなっている」と分析する。
2018年3月9日 読売新聞・夕刊