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本のご紹介 
著者からのメッセージ

新「いい家」が欲しい。

新「いい家」が欲しい。
著 者
松井 修三
第8刷
発行日
令和元年7月12日発行
発 行
創英社・三省堂書店
定 価
1,429円+税

<著者からのメッセージ>「『いい家』が欲しい。」
出版20周年に思う

拙著「『いい家』が欲しい。」は、1999年2月に出版してから20年間ロングセラーを続けている。「いい家」を建てたいと願うお客様はいまも後を絶たない。本を読んだお客様は「外断熱」の合理性とメリットを知るからである。


私は、1991年に最初の「外断熱」の家を造った。それは当時、出合った「外断熱・二重通気工法(ソーラーサーキット)」を最善と考えてのことだった。実績を積み重ね、8年後に本を出版した。

翌年、朝日新聞「天声人語」に「外断熱しかやらない工務店主」と紹介されると、充填断熱派は、学者や設計事務所に働き掛け、「『いい家』が欲しい。」では「いい家」は建たないとする強力なネガティブキャンペーンを開始した。


その後、久保田紀子著「さらに『いい家』を求めて」の改訂4版に詳述されているように「通気工法」の矛盾に気付く。

2008年10月発行の「改訂版」で、その事実を認め、「新換気SA-SHE」の家への転換を宣言した。

当時、ネット上では、「通気工法」派からの執拗な誹謗中傷が行われた。

2012年8月には、涼温換気の開発に成功。以後、住んだお客様方から住み心地を絶賛され続け、「いい家」は「涼温な家」であると確信するに至った。


発売以来20年間をざっと振り返ってみたのだが、「『いい家』が欲しい。」は版を重ねるごとに内容を書き改め、2015年発行の改訂版Ⅱで、『涼温な家』づくりを提案し、一段と説得力を増している。

それは、「住宅のいちばん大切な価値は住み心地である」とする価値観が読者の共感を呼ぶからに違いない。

令和元年5月
松井 修三

<新「いい家」が欲しい。>
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