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2018年3月18日
救急車出動 最多634万件
2017年の救急車出動は前年比2.1%増の634万2096件と、8年連続で過去最多を更新したことが総務省消防庁の速報値で17日までに分かった。搬送者も2.0%増の573万5915人で過去最多。65歳以上が58.8%を占めており、消防庁は高齢化により病気で運ばれる人が多くなったとみている。
出動件数はこの20年で1.8倍に膨らんでいる。今後もさらに増加が予想され、タクシー代わりに使うなど安易な利用の抑制が課題だ。
出動の内訳は、急病が64.0%と最も多く、けがなどの一般負傷15.2%、転院搬送8.4%、交通事故7.6%と続いた。
搬送者のうち、入院を必要としない軽症は48.5%で、前年から0.8ポイント減った。
都道府県別にみると、山口、熊本を除く45都道府県は前年から出動件数が増加。増加率が最も大きかったのは滋賀の5.1%
2018年3月17日 日本経済新聞・夕刊