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2017年9月1日
日照時間 観測史上最短の恐れ
東京都心の8月の日照時間が、観測史上最短となる可能性が高くなった。これまでの最短は1977年の85.5時間で、今月は30日時点で83.7時間。関東地方は湿った空気の影響で31日朝から曇りや雨となり、日没まで太陽が顔を出さなければ記録更新となる。
気象庁によると、日照時間は1890年から観測し、8月では1977年のほか、1980年(90.3時間)、1998年(91.7時間)も少なかった。
日照不足の原因は、太平洋高気圧が例年より弱く、オホーツク海高気圧の勢力が強い状態が続いたこととみられる。冷たく湿った空気が東日本に流れ込んだほか、8月上旬に台風5号が上陸したことも影響した。
2017年8月31日 日本経済新聞 夕刊