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2016年3月22日
省エネ性能表示制度が始まる 星でランク付けする「BELS」
省エネ性能表示制度が4月から始まる。第三者認証ラベル「BELS(ベルス)」を使って、建物の省エネ性能のランクを星の数で表示する。表エネ性能表示制度は、2015年7月に公布された建築物省エネ法に基づき、建築物のエネルギー消費性能(省エネ性能)を表示するものだ。
建築物省エネ法は17年4月に完全施行が予定されており、それに先立って今年4月1日一部を施行する。同法7条には、「建築物の販売・賃貸を行う事業者は、その販売または賃貸を行う建築物について、省エネ性能を表示するよう努めなければならない」という旨を規定している。
BELSは、「建築物の省エネ性能表示のガイドライン」に基づく第三者認証の一つ。住宅性能評価・表示協会が運用している。同じ計算法に則って一次エネルギー消費量を算定し、建物の省エネ性能を5段階の星マークでランク付けする。新築、既存建物の両方を評価・認証できる。これまで非住宅建築物が対象だったが、今年4月から住宅も追加する。
省エネ性能表示は、国が定める建築物のエネルギー消費性能基準(省エネ基準)を上回る省エネ性能をアピールすることができるので、住宅や建築の実務者の注目が集まっている。消費者にとっても、省エネ性能というモノサシで建物を横並びで比較できるメリットがある。
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2016年3月22日発行 日経ホームビルダー