ご存じですか?
新聞・雑誌などから”気になる”情報をピックアップしています。
2015年2月23日
2階建て住宅居住者の半数「浴室は2階」希望
2階建て住宅居住者の半数が「浴室は2階に」―。住環境研究所が、100平方メートル以上の敷地に建つ延べ床面積100平方メートル未満の2階建ての「小規模戸建住宅」を対象に実施した調査の結果。2階に浴室を上げることで1階の収納量の充実が図れるほか、効率の良い洗濯動線が評価されたものとしている。
小規模宅地の選択理由は、夫婦+子供2人世帯を中心に「住宅ローン借入額」や「今後の生活費」、「建ぺい率・容積率」などが多い。ただ、夫婦のみの世帯や夫婦+子供1人の世帯では「家族の人数が少ない」が多くなっている。プランをみると1階LDKが94%とほとんどを占めた。標準的な広さの住宅で、新築時に好まれるプランが「1階LDK+和室+浴室」。今回の小規模戸建住宅でも54%で最多だった。
一方、間取りの満足度では「1階LDK+和室、2階浴室」が91%、「1階LDK、2階浴室」95%。これに対し「1階LDK+和室+浴室」72%、「1階LDK、2階浴室」66%となり、2階浴室の方が満足度が高い。
このうち、浴室の配置について「現在の住宅とこれから住む家では」という仮定での質問を設定した。これに対し、現在1階に浴室がある住宅居住者の48%が、これから住む家では2階への設置を希望。逆に、2階から1階への変更はわずかに1件(2%)だった。
2階に浴室があるプランについて、「1階にまとめ買いができる大型パントリーを設置できる」(74%、非常に魅力的+まあ魅力的)。次いで「洗う→干す→しまう、が2階で完結する洗濯動線」(68%、同)が評価の高い順となっている。
2015年1月29日 住宅産業新聞