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2014年7月11日
肺がん患者数 大腸がん抜く
国立がん研究センターは、2014年に新たにがんになる患者数と死亡者数を初めて推計し、10日発表した。がんの種類別にみると、患者数はこれまで3位だった肺がんが大腸がんを抜いて2位になり、死亡者数はすい臓がんが増えて4位になると予測した。推計によると、今年の患者は10年よりも7万7000人増の88万2200人。傾向として「近い将来、1位の胃がんを大腸、肺がんが抜く」と予測。肺がんがトップの死亡者は12年より6000人増の36万7100人。「数年後には3位の大腸がんが2位の胃がんに迫る」とした。
肺がんの増加は、喫煙率が8割超えだった1960年代の若年男性が高齢になり、発症したためとみられる。従来の統計は全国の地域がん登録のデータなどから、患者数の推計を4〜5年、死亡者数は1〜2年遅れで算出していた。
2014年7月11日 読売新聞