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2013年7月25日
ゲリラ豪雨 〜 今夏、昨年の3.5倍も 全国で増加傾向〜
短時間に強い雨が降る回数は近年、全国的に多くなっている。気象庁によると、1時間当たり50ミリ以上の「非常に激しい雨」や同80ミリ以上の「猛烈な雨」の発生回数は、1970年代から2012年までの統計で「明瞭に増加傾向が表れている」としている。
この背景について地球温暖化の影響があるとの見方や、コンクリート面や建物に熱がこもりやすい都市部ではヒートアイランド現象が一因との見方がある。しかし、気象庁は「長期的な気候変動と降雨の傾向を関係づけるには統計の期間がまだ短く、直接の影響があるかは不明だ」と説明している。
気象情報会社のウェザーニューズは突発的、局地的なゲリラ豪雨の発生回数が今夏は昨年に比べて全国平均で3.5倍に増えると予測する。
同社は全国500万人以上からの降雨報告のうち、当日の朝の時点で前線や雨雲の動向から予測できていなかった豪雨を「ゲリラ」として数えている。
関東甲信地方では昨年8〜9月に78回発生した。これが今年は250回程度と3.2倍前後に達するとみている。
梅雨明け直後に強まった高気圧が弱まっている現在はゲリラ豪雨が発生しやすい状況という。今後、高気圧が強まるものの8月前半には再び弱まり、またゲリラ豪雨が頻繁に生じやすくなるもようだ。