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2013年2月27日
PM2.5 注意喚起「70マイクロ・グラム超」
中国から飛来し、健康への影響が懸念される微小粒子状物質(PM2.5)の大気中の濃度が高くなった場合に、外出を控えるなど注意喚起をする指針について、環境省は「大気1立方メートル当たり1日平均70マイクロ・グラム超」とする方針を固めた。27日に開催される専門家会合で正式決定する。
環境基本法に基づくPM2.5の環境基準値は同35マイクロ・グラム。注意喚起の値がこれより緩くなった理由について、同省は、米国の大気指標で健康に影響する可能性のある濃度が同65.5マイクロ・グラム以上となっていることに加え、これまでの疫学調査の結果も参考に判断したという。ただ、子どもや高齢者は影響を受けやすい可能性があるため体調の変化に注意してほしいとしている。
濃度の判定は、主に自治体が行っている。同省は、早朝の1時間の濃度が85マイクロ・グラムを超えると、統計的にその日の平均濃度が70マイクロ・グラム超になるとして、基本的に都道府県が注意喚起するよう求める。
2013年2月27日 読売新聞