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2012年5月1日

「太陽光＋蓄電池」の新システム受注を開始

　京セラ（京都府京都市、久芳徹夫社長）は4月1日、太陽光発電と高耐久・大容量のリチウムイオン蓄電システムを組み合わせた新システムの受注を開始した。受注・販売は京セラソーラーコーポレーションが行う。出荷開始時期は7月中旬を予定。

　新システムとは太陽光発電システムと7.2ｋWｈの蓄電システムを連系することで、安価な深夜電力を蓄電して昼間に利用、太陽光発電による売電量を増加させる。生活パターンに合わせ運転モードを選ぶことができる。

　停電時は自動的に蓄電池からの電力供給に切り替わり、冷蔵庫、冷暖房器具、テレビなど生活に必要な電気製品を同時に最大12時間連続使用できるという。蓄電ユニットは２台まで設置可能で、最大14.4ｋWｈまで増設できる。

　太陽光発電システムの自立運転機能で、太陽光で発電した電気も使用でき、長時間停電にも対応が可能。家電用エネルギー管理システム（HEMS)を組み合わせることでパソコンやテレビ、スマートフォンなどで、エネルギー状況の「見える化」にも対応する。

　工事費を除いた希望小売価格は、太陽光発電システム4.03ｋWｈを設置した場合で税別492万6000円。初年度１万セットの販売を目指す。

　　　　　　　　　　　　　　　（平成24年4月10日　新建ハウジング）