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2011年12月16日
省エネ連携 規格統一 ―家電・車・住宅メーカー680社合意―
家電、自動車、住宅メーカーが、家庭の省エネルギーのために家電や電気自動車などをネットワークでつなぐ仕組みをつくる。各機器のメーカーが違っても、太陽光発電など自然エネルギーの電力を効率よく配分したり、自動的に節電したりできるようにする。
これは「家庭用エネルギー管理システム」(HEMS)という仕組み。東芝やパナソニック、トヨタ自動車、積水ハウスといった家電、住宅、自動車など約680社が、HEMSと各機器の間で基本的なデータを送受信する方式を統一することで合意した。来年夏から、この方式を使った家電などが順々に発売される見通しだ。
東芝やパナソニックなどが一部の省エネ家電でこのシステムを始めているが、接続方式がメーカーごと違っていた。このため、東芝のHEMSでは東芝の家電しかつなげないという課題があった。
そこで、経済産業省が接続方式の統一を進める検討会をつくり、話し合ってきた。
統一した接続方式は広く公開する予定。中小企業やベンチャー企業でもHEMS関連の事業に参入しやすくなり、消費者の選択肢も広がりそうだ。
平成23年12月16日 朝日新聞(夕刊)