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2011年6月12日
熱中症予防に専門サイト ―環境省―
環境省は今月から、全国150ヵ所の「現在の暑さ指数」を毎時間、ウェブサイトに掲載し始めた。電力不足で節電が叫ばれる一方、心配されるのが熱中症。無理をし過ぎて体調を悪くしないよう、細かな情報提供で予防に役立ててもらう。
暑さ指数は「気温」「湿度」のほか、赤外線などの実際に体に当たる熱線の量を表す「輻射熱」の三つのデータを使って計算する。
体に負担を与える暑さを総合的に示した値で、熱中症予防の目安になる。単位は気温と同じく度数で表現されるが、気温が25度でも湿度が高ければ、指数の方は27度になることもある。
日本生気象学会の指針では、指数が28〜31度で「外出時は炎天下を避ける」、31度以上で「高齢者は熱中症が発生する危険が大きい。外出はなるべく避ける」などとされている。
環境省は、これまで熱中症予防情報サイト
(http://www.nies.go.jp/health/HeatStroke)に、当日と翌日の3時間ごとの予測値を掲載してきたが、今年は実際の気温を元にした「実況値」を加えて毎時間、更新する。
また、昨年度までは47ヵ所だった測定地点を150ヵ所に増やす。
平成23年6月7日 朝日新聞 朝刊