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2010年5月20日
30代、40代の希望の住まい 持家戸建て半数に
30代、40代が希望する住まいは、持ち家戸建てが約半数に――。NPO法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会は、今年1月に実施した「働き盛り(30代・40代)のライフプランニング意識調査」の結果を公表した。それによると、将来希望する居住形態は、「自分の持家一戸建て」が49.8%を占め、続く「自分の持家マンション・アパート」の16.0%を大きく上回ったことがわかった。また、住宅ローン完済を予定している年齢については、「60〜64歳」が29.5%でトップ、次いで「55〜59歳」が23.4%、「50〜54歳」が12.9%と続いており、6割以上が定年前にローン完済を希望。老後に予定する収入源は「公的年金」が7割を超えるなど、定年前にローンを完済し、老後は年金で暮らすというライフプランがうかがえる。
生活する上で、現在・将来について困っていることや不安に思うことは、「老後の生活設計」で49.4%と約半数を占める。次いで「年金」の38.5%、「親の介護」(37.3%)と続き、老後の問題を現実的に捉えているとした。
一方、「住宅ローンの繰上返済・借り換え」が16.0%、「住宅ローンの組み方」が7.6%、「住宅購入のための頭金」が7.1%と多くはないが、住宅資金に関する悩みも抱えている。
保有する金融資産の残高で最も多いのが「100万円〜200万円未満」で12.6%。これを含む500万円未満が全体の65.4%を占め、さらに「なし」との回答も30代で10.0%、40代で9.6%にのぼった。保有する金融資産は8割以上が預貯金で、国内株式が4割、株式投資信託で2割弱と続く。
子ども手当てが支給された場合の使い途は、「子どもの教育費への備え」が50.4%で最も多かった。一方、年収が低いほど、金融資産残高が低いほど「生活費」と回答している割合が高く、「収入なし」では、25.0%、「保有金融資産残高なし」では28.4%にのぼる。
ファイナンシャル・プランニング「役立つ」6割
将来のライフプランについて、「考え始めようと思っている」が31.3%、「情報収集している」が21.2%、12.9%が「具体的なライフプランを描いている」と回答していた。
また、ファイナンシャル・プランニングを実行している人のうち、65.6%が役に立っていると答えた。
2010.05.19 住宅産業新聞