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2009年8月29日
オゾン発生器高濃度で危険 国民生活センター
国民生活センターは27日、室内の除菌・脱臭効果をうたった家庭用オゾン発生器の中に、人体に影響を及ぼす高濃度のオゾンを排出するものがあると発表した。
オゾンは特有のにおい、強い酸化力を持つ気体。水や空気の浄化、有機物の除去など工業分野で利用される一方、空気中の濃度が0.1ppm程度で鼻やのどに刺激を感じ、5〜10ppmで呼吸困難を起こす可能性があるとされる。
国民生活センターは今年5〜8月、酸素を取り込んで吹き出し口からオゾンを排出する家庭用の発生器7銘柄を通信販売で購入。試験室で30分間運転したところ、3銘柄で、10分以内に室内のオゾン濃度が0.05ppmを超え、運転停止後には0.31〜1.01ppmになった。排出口から10センチの場所では、2.2〜10.2ppmに達した。全国の消費生活センターには2004年度から5年間で、「気分が悪くなった」などオゾン発生器の安全性に関する相談が計67件寄せられた。
2009年8月28日 讀賣新聞