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2009年1月6日
たばこの煙「不快」7割 外食時、うち8割「我慢」 ‥ 民間調べ
成人男女の約7割が、外食時に他人のたばこの煙を不快に感じた経験を持つが、そのうちの8割強は文句を言えずに我慢している実態が8日、米製薬大手ファイザーの日本法人(東京都渋谷区)の全国調査で分かった。
同社は忘年会などの宴会シーズンを前に、10月上旬、週1回以上飲食店を利用する全国の喫煙、非喫煙の男女計800人にインターネット調査を実施した。
喫煙、非喫煙は各400人とした。
その結果、飲食店で他人のたばこに不快な思いをしたと回答したのは全体で67.3%。非喫煙者は88.0%だが、喫煙者でも46.5%に上った。
「不快な思いをした」538人のうち、81.8%が「何も言わず我慢する」と回答。「はっきり言う」と答えた人はわずか7.1%だった。
調査を監修した産業医科大学(北九州市)の大和浩教授(健康開発科学)は「受動喫煙防止法により、欧米先進国では飲食店の禁煙が普通だ。一方、日本では、屋内の受動喫煙対策は非常に遅れており、早急に進める必要がある」としている。
2008年12月8日 日経新聞夕刊より