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2008年3月25日
「同寝室」7割 → 5割へ 三井ホーム・住生活研調査 「夫婦の適度な距離感」WEBで 50代に別寝傾向強く
現在「夫婦は同寝室」7割だが、「今後も」は5割に。その一方で「どちらともいえない」が25%へ―。三井ホームの住生活研究所がまとめた『夫婦の適度な距離感』の調査結果で、特に別寝傾向が強まるのは男女ともに50代となっていることがわかった。
調査は、一般生活者の寝室に関する住生活意識を探るために、10月12日から14日までの3日間、インターネットを通じて実施した。対象は30歳〜69歳の男女(既婚者)で、戸建て・マンションとも各240サンプルの計480サンプルとなっている。
まず、寝室にする可能性のある部屋数を聞いたところ「3部屋以上」が88%と約9割を占めており、必ずしも別寝室にとって「部屋数不足」とはいえない状況にある。また、寝室の広さは「〜8畳程度」が81%で、このうち「〜6畳程度」ならほぼ半数の49%となった。
寝室で睡眠以外にしていること(複数回答)は、トップが「本を読む」の48%。以下「TVをみる」43%、「夫婦で会話」36%、「パソコン」26%と続く。男性の40代は「本を読む」が、30代は「夫婦で会話」が多い。女性の40代は「TVをみる」をあげる。
配偶者との寝室の共有状況では、全体の平均では「同寝室」30%、「別寝室」70%だった。別寝は、男性の60代が4割、女性の50代で4割、60代で5割近くに達した。これは、子供が独立し部屋数に余裕ができたことがキッカケと推察している。
夫婦別室をいいだしたのは「どちらともなく」が6割を占めた。また、その理由は、全体では「生活のリズム(就寝・起床)の違い」44%、次いで「就寝中の配偶者への不満(いびき、寝返りなど)」33%、「就寝時の習慣の違い(テレビをみる、本を読む)」32%となっており、かならずしも夫婦仲が悪いわけではないようだ。
ただ、女性の多くが生活のリズムや就寝時の習慣の違いを理由にあげており、一般に女性の方が睡眠が浅い「睡眠弱者」といわれている事を裏付けた格好だ。
今後の夫婦の別寝意向については、「同寝意向」が50%。残る5割の半数を「別寝」と「どちらともいえない」が占めた。
朝日新聞 2007.12.14より