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2017年12月19日
都民の48%花粉症
東京都は18日、2016年度に実施した患者の実態調査で、スギ花粉症の推定有病率は48.8%だったと発表した。都の調査は10年ぶりで調査方法が変わったため単純比較はできないが、前回(28.2%)より大幅に増えた。日常生活に支障がない軽症の人も含まれるという。
都は背景として、花粉の飛散量が増加傾向にあることや「乳幼児の食物アレルギーが増えて花粉症を併発し、若年発症を加速させている可能性がある」とみている。
調査は2016年11月〜2017年3月、あきる野市と調布市、大田区で実施。約2千人がアンケートに回答し、うち約400人が花粉症検診を受診した結果から有病率を推計した。
年齢別では、0〜14歳で40.3%(前回26.3%)、15〜29歳で61.6%(同37.1%)など全ての年代で上昇した。
前回の2016年度調査では今回と違って、アンケートで無症状と回答した人は薬で症状を抑えている人も含め、検診の対象外としていた。
2017年12月19日 日本経済新聞・夕刊