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2015年8月4日
高温多湿の「ジメ暑日」
体にまとわりつくような蒸し暑さを「ジメ暑」と表現。日本気象協会は、夏の暑さについて、気温だけでなく湿度も考慮した新しい指標「ジメ暑指数」を提唱している。今夏は、平年よりジメ暑傾向が強いと注意を呼びかけている。
同協会によると、日本特有の夏の過ごしにくさは、気温だけでは表せず、湿度の影響が大きい。湿度が上昇すると、汗が乾きにくく、体感温度が上がり、不快感も高くなる。
同協会は、気温と湿度を用いて独自に算出した「ジメ暑指数」を提唱。この指数が85以上の場合、ほとんどの人が暑くて不快に感じる「ジメ暑日」と名付けた。「不快指数」より湿度に重きを置いた。
例えば気温30度では、湿度94%以上でジメ暑日になる。同様に、31度なら83%以上、32度なら74%以上、33度なら66%以上。
ジメ暑日が、7月23日(大暑)から8月23日(処暑)までに何日あるか、過去10年で調べたところ、熊本が25.9日で最多。以下、鹿児島、奈良、高知などが続いた。同協会のホームページで紹介している。
今夏は、南からの暖かく湿った空気が流れ込みやすく、降水量も全国的に平年より多めになると予想。地域により日照不足の可能性があるが、西日本と東日本の太平洋側を中心に湿度が高く、平年より体にまとわりつくような蒸し暑さを感じる、としている。
以下省略
2015年8月4日 読売新聞