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2014年2月18日
「気候変動は大量破壊兵器」
ケリー米国務長官は16日、インドネシアのジャカルタで気候変動問題に関して講演し「気候変動は今や世界で最も恐ろしい大量破壊兵器と言える」と警告した。
その上で、二酸化炭素排出量削減のため、再生可能エネルギー導入を世界的に進める必要性を強調した。米国務省が講演内容を公表した。
ケリー長官は、昨年、フィリピンを襲った超大型台風や2011年のタイの大洪水を例に挙げて、「この地域が気候変動の最前線にあるのだ」と語ってアジア各国にこの問題への一層の取り組みを求めた。
15日には、米国と中国が気候変動に関する共同声明を発表しており、直後にインドネシアで行った講演には、経済成長にともない二酸化炭素排出量の増えるアジア各国にも連携を訴える狙いがあったとみられる。
2014年2月18日 読売新聞夕刊