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2013年5月25日

M8〜9の地震 50年内90%以上 南海トラフ調査委予測

 政府の地震調査委員会は24日、駿河湾から九州沖まで延びる南海トラフで起きる恐れがある大地震の発生確率を公表した。トラフ沿いのどこかでマグニチュード(M)8〜9の地震が起きる確率は、50年以内に90%程度以上、10年以内なら20%程度などで「切迫性が高い」とした。
 調査委は2001年に確立を初めて発表した。以後、東海、東南海、南海の3領域に分けて予測してきたが、東日本大震災を想定できなかった反省から12年ぶりに方法を見直した。
 前回との大きな変更は、全域で統一して予測した点。南海トラフでは、歴史的な記録がある白鳳地震(684年)以降、繰り返しM8級の大地震が起きてきた。南海や東南海といった領域でそれぞれ起きたり連動したり多様な現れ方をしてきたため、これまでの領域ごとの予測では実態にそぐわないと判断した。
 新たに計算した結果、今後50年以内なら90%程度以上としたほか、30年以内は60~70%、40年以内は80%程度などと出た。
 内閣府の有識者会議は、最大M9.1の巨大地震を想定して被害を算出しているが、調査委は「少なくとも過去数千年間は確認できておらず評価は困難。100~200年間隔で繰り返し起きている大地震に比べ頻度は1桁以上低い」として、確率は出さなかった。
 本蔵義守委員長(東京工業大名誉教授)は「切迫性はかなり高いという認識。今後の地震、津波対策を着実に推進し、防災、減災に努めてほしい」と話した。
 調査委の南海トラフに関する今年1月時点の予測は、M8程度の東海地震が88%(参考値)、M8.1前後の東南海地震が70〜80%、M8.4前後の南海地震が60%程度の確率で30年以内に起こるなどとしていた。
             2013年5月25日 朝日新聞

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