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2018年11月25日
浴槽で高齢者死亡4800人
16年消費者庁まとめ 冬場に集中
「いい風呂の日」と呼ばれる11月26日を前に、消費者庁は高齢者に入浴に注意するよう呼び掛けている。意識を失って溺れるなどし、浴槽で死亡したケースは2016年に65歳以上で4821人に上った。同年に交通事故に巻き込まれ死亡した65歳以上の3061人を上回っている。
同庁消費者安全課によると浴槽での死亡事故の約7割は11月から翌3月の間に発生。脱衣所や浴室と、湯を張った浴槽との温度差が大きく、血圧が急激に変化することが原因とみられる。
地域差はそれほどなく、温暖な地域でも起きている。
消費者安全課は、注意点として1.脱衣所や浴室を暖める2.湯温を41度以下にし、漬かるのは10分までにする。3.浴槽から急に立ち上がらない4.飲食直後や、精神安定剤、睡眠薬の服用直後は入浴しないようにする―などを挙げている。
同居者には見守りをすることも呼び掛けている。
2018年11月24日 「日本経済新聞」