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2013年9月16日
省スペースのいす式昇降機 〜クマリフト、東北大と開発〜
家庭で使いやすく
昇降機メーカーのクマリフト(大阪市、熊谷京子社長)は東北大学の小菅一弘教授と共同で、設置スペースが世界最小のいす式階段昇降機を開発した。いすを滑らせるレールの形などを工夫し、家庭の狭い階段でも使えるようにした。
いす式階段昇降機はいすに座ったままで階段を上り下りできる装置で、階段の形状に合わせて昇降機を移動させるレールを配置する。
らせん状の階段の場合、階段の外回りにレールを設置するのが一般的だが、新型機は壁面からのレールの出幅を10センチメートル、レールの高さを50センチメートル以下と小さくし、内回りに設置できる。
ロボット工学に詳しい小菅教授が開発に協力。レールの形状やいすの姿勢制御を工夫したり、モーターの数を減らしたりして省スペースを実現した。販売価格や販売時期は未定。熊谷社長は「昇降機導入をあきらめていた家庭でも使え、潜在需要は大きい」とみている。
2013年9月16日 日本経済新聞