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2013年1月22日
太陽光発電 買い取り額下げ
〜1キロ・ワット時 37〜38円検討〜
経済産業省は21日、再生可能エネルギーで発電した電力を電力会社が固定価格で買い取る制度で、2013年度の太陽光発電の価格を今年度の1キロ・ワット時当たり42円から37~38円程度に引き下げる方向で検討に入った。価格算定の根拠となる発電設備費用が1割程度下がっているためだ。有識者会議の検証を経て今年度中に具体的な価格を決める。
経産省資源エネルギー庁の幹部は21日、太陽光発電の買い取り価格について、「37〜38円を中心に、技術的に絞られるのではないか」との見通しを示した。買い取り期間は今年度と同様、最長20年となる見込みだ。茂木経産相は21日に都内で記者会見し、「太陽光の発電設備は相当程度下がってきている。おそらく30円台後半に引き下げることができると思う」と述べた。
経産省が21日に開いた「調達価格等算定委員会」(委員長=植田和弘・京大教授)で提出した資料では、出力10キロ・ワット以上の太陽光の発電設備費用(1キロ・ワットあたり)は、12年7〜9月の32.5万円から10月以降に14%減の28万円まで下がった。
2013年1月22日 読売新聞