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2013年1月12日
ミドリムシ製プラスチック
単細胞生物の「ミドリムシ」を主原料にしたプラスチックを作ることに、産業技術総合研究所(茨城県つくば市)やNECなどの研究チームが成功した。「バイオプラスチック」の新ジャンルとして家電製品づくりなどに活用できそうだ。
原料にしたミドリムシは体長0.05ミリほどの大きさ。鞭毛で水中を泳ぎ回る一方、葉緑体で光合成もできる。プールなどの淡水で飼育でき、火力発電所などから排出される二酸化炭素(CO2)を利用した効率的な培養も可能だという。
研究チームは、ミドリムシが細胞内に蓄積する多糖類「パラミロン」などを主成分としてプラスチックを作る技術を開発した。
産業技術総合研究所の芝上基成・主任研究員は「トウモロコシやサトウキビといった農作業を使わずにバイオプラスチックを作れることが利点。従来の主要なバイオプラスチック類に比べ、耐熱性が高いことも確認できた」と話している。
原料にしたミドリムシは体長0.05ミリほどの大きさ。鞭毛で水中を泳ぎ回る一方、葉緑体で光合成もできる。プールなどの淡水で飼育でき、火力発電所などから排出される二酸化炭素(CO2)を利用した効率的な培養も可能だという。
研究チームは、ミドリムシが細胞内に蓄積する多糖類「パラミロン」などを主成分としてプラスチックを作る技術を開発した。
産業技術総合研究所の芝上基成・主任研究員は「トウモロコシやサトウキビといった農作業を使わずにバイオプラスチックを作れることが利点。従来の主要なバイオプラスチック類に比べ、耐熱性が高いことも確認できた」と話している。
2013年1月12日 朝日新聞 夕刊